7月4日(金)波照間島へ。小学校と、ムシャーマ公園ライブ
IMGP2005.JPG

1 揺れない高速船で波照間へ

波照間行きの高速船は揺れることで有名である。
立っていられないどころか、座っていられないほど強烈な揺れを、私も過去2回の波照間行きで体験した。
去年なんて帰りに1時間半もかかるくらいの荒れ方で、丘にあがってからもしばらく頭がぐるぐるしていたくらい。
なんだけど、今回は夏だからなのか、まったく揺れず。
さんざんユダ君を脅かしておいたんだから、ちょっとくらい揺れてもらわなきゃ困る。
といっても、私は船に強い方ではないので、揺れずにすんで助かったのだけど。
この際だから30分でも眠っておこうと目を閉じるが、やっぱり興奮状態は続き、結局眠れないまま島影が見えて、さらにテンションアップ。。

2  忙しい旅

さて、島に着いたら普段は荷物を置くなりすぐにビーチに向かう。
天気がよければなおさらである。
IMGP2007.JPG
↑宿の目の前の風景

しかしながら今回は、小学校で授業するという大任があったため、宿に荷物を置いてすぐに小学校に向かう。
ユダ君は俺につれてこられたせいで、初めての波照間に来て、ニシハマより先に小学校に向かうというレアな体験をしたわけです。笑

IMGP2012.JPG IMGP2013.JPG

小学校の校庭と、全校生徒を集めて音楽の授業をした体育館。
授業の様子がやいまねっとで掲載されました。

haterumasyougakkou.jpg

さて、授業は、トランペットという楽器について、音がなる仕組みとか、なぜピストンが3つなのにいろいろな音がでるか、
そういうことを話したり(わかってもらえたかは甚だ疑問だが興味は持ってもらえたようです)、
ユダ君にギターの説明をしてもらったりしたあと、「星に願いを」を教材に取り上げて、いろんなリズムでやって違いを感じてもらう、みたいなことをしました。
最初は思ってたようにはしゃべれず大変だったけど、まじめに質問してくれたりする子供たちがかわいくて凄くハッピーな感じで終われました。

一通り終わった後は、5、6年生だけのこって、色々な職業の人に話を聞きたいというので、色々質問に答えたりしました。
難しいのはユダ先生に任せて。笑
ひとつ、きかれてから気づいたことがあったのだけど、

夢は何ですか?

という質問。
されてから、あれ、俺の夢って、おれが今のところ一番したかったことって、波照間でパイパティローマを演奏することじゃなかったっけ。
と気づいて、私の夢は、いままさに叶おうとしているところです。って言えました。
もちろん、もっと長期的な夢もあるし、これが叶ったらまた新しい夢ができるだろうけど、
とにかく生まれて初めて具体的な夢が叶っているところであるということに気がついて、一人で勝手に感動してしまいました。
ナイスな質問ありがとう。

3 やっとニシハマ!

ちょっとニシハマを見に行ってから、夜に備えて昼寝しようということになる。
IMGP2017.JPG IMGP2018.JPG IMGP2020.JPG IMGP2021.JPG
写真は、今回お世話になった宿、部屋からの景色、ニシハマ!、ニシハマ!!

宿に戻ると時間は1時くらい。
4時くらいに迎えにきてくれるとのことだったので、結構寝れると思い、横になる。
行ったことのないかわいそうな方は、暑くて昼寝なんてできないやろって思うかもしれませんが、日陰で風さえ通れば、
全く暑くなく、凄く気持ちいいのです。八重山は。
私たちが泊まった部屋は常に気持ちよい風が通り続ける、最高にいい部屋でした。
にもかかわらず、興奮状態は続き、結局眠れず。。
台所の方で、新しく来たお客さんにおばあが今日ライブあるから行ってあげてねー、て言ってるのが聞こえたりしたら、嬉しくて興奮してもう眠れません。
結局寝るのをあきらめて、その日の夜のセットリストなどを考えていたのでした。

4  最高の環境

さて、この日のよるのライブは、最初は農村集落センターの建物内でやる予定だったのですが、
校長先生のプッシュによりムシャーマという島の神事を行う広場での野外ライブになったのでした。
なったのでしたなんて、簡単に書きましたが、この日まで実は毎日のようにいろいろな行事やライブなどが目白押しで、
島民も公民館長さんも間に入ってくれた仲底商店の美貴さんも疲れ果てているところ。
たまたま手伝ってくれることになったニコラスさん(ありがとうございました!)も加えてたった5人で野外ライブの段取りをしたのでした。
IMGP2027.JPG CA3A0018.JPG IMGP2030.JPG
こうしてみると、ちょっとステージ狭いけど、いいかんじでしょ。
音も、屋外でこんなに気持ちよくできたのは初めてってくらいよくて、リハの時点で結構興奮状態でした。
客席の写真などはまだないですが、届き次第アップしますね。
結局、お客さんもかなり来ていただけたようで、80ほど用意したパイプいすが埋まって、立って見ている人もいたそうです。
すごい!
そして、この日の演奏は、何かが乗り移ってたかのように一体感があって、凄く凄く不思議な感じでした。
共演者やお客さんとの一体感だけじゃなくて、風や、虫の声、島の空気そのものとの一体感、
といったらうさんくさく聞こえるかもしれないけど、ほんとにそんな感じのする不思議なライブでした。

これを書いた後に送っていただいた写真がいくつかあるので、のせときますー。

P1380164.JPG P1380165.JPG P1380169.JPG
この時点でまだ大阪をでてから一睡もしていなかったのに、島の力のおかげかまだまだ元気で、
打ち上げでは公民館長さんと12時過ぎまでのんで帰りました。
IMGP2031.JPG

帰ってからまだちょっと宿で飲んだと思うんですが、あんまり覚えてません。笑
そして、この夜は八重山来てから初めて眠れたのでした。



おまけ

八重山毎日新聞で、この日の様子が記事になりました。
名前間違ってたり、若干誤解を招く書き方ではありますが、八重山の新聞に掲載されて幸せです^^

sinbun.jpg


目次へ    7月5日へ